神社用しめなわ

神社用しめなわ

神社用しめなわについて

現在当社では数百種類のしめなわの納品実績がございます。
多少にかかわらず、お気軽にお申し付けくださいませ。 今年のしめ縄のご注文受付は、終了致しました。
たくさんのご注文を頂き、誠にありがとうございました。
※全工程が手作りでの制作の為、しめ縄のお見積もり・ご注文の受付は制限させていただいております。
お客様にはご不便をおかけいたしますが、あらかじめご了承下さい。

しめなわのかたち・仕様について

神社用しめなわは多種多様です。1つ1つがオーダーメイドです。
しめなわやタレのかたち以外の特殊なものもたくさんございます。もちろん同じような商品であっても価格も様々です。
お問い合わせやご注文の際は詳細なサイズ・かたち等必要になりますのでよろしくお願いいたします。

しめなわの仕様とサイズ
ゴボー型、両細型、鼓胴型、その他の特殊なかたちなどありますが現時点で通常の生産可能なサイズが太さは20cmぐらいまで長さは50mぐらいが生産可能です。細〆型(詰〆)等以外であまり何十mというものはありません。両細型、鼓胴型につきましては太さ8cm未満までは常時、生産は可能ですがそれ以上の太さの場合は加工が難しくゴボー型への変更や長さによりお断りをさせていただく場合がございます。

糸巻きについて
弊社では15cm以上の太さのしめなわにつきましてはかたちを問わず『糸巻き(テグス巻き)』を採用しております。糸(テグス)を巻くことによって外観、仕様等が通常のものとは異なりますがあらかじめご了承ください。

既製品のご紹介
細〆に関しましては既製品がございます。 1~5m、10m、15m、20m、30m、40m、50mの長さのものがございます。太さ・タレの数、ピッチも決まっております。

しめなわの価格

太さやかたちによる価格の変化について
しめなわの太さやかたちで価格の違いが当然ございます。タレの種類・大きさ・数によっても同じ長さ・太さでも価格差が大きくなることもあります。一般的に特殊な形を除いて同じ長さ同じ縫い方、同じタレの場合は秋わら製より青わら製、ゴボー型より鼓胴型、両細型の方が価格が高くなります。

既製品との価格の差について
細〆に関しましては前出のとおり既製品がございます。長さ・太さ・タレの数・ピッチが決まっております。例えば既製品のものよりも細くしたりタレの数を減らしたからといって既製品より価格が下がることが無い場合がほとんどです。お問い合わせやご注文をされます際に参考にしていただければと存じます。

  • わら打ち作業わら打ち作業
  • 乾燥作業乾燥作業
  • 擦り作業擦り作業
  • 擦り作業擦り作業(みんなで)
  • 梱包作業

わらの素材について

わらの素材には稲穂が実る前に収穫したわらの『青わら』とお米を収穫した後のわらの『秋わら』の2種類があります。

青わら

青わらの特徴は稲穂が実る前のわらを注連縄用に刈り取った贅沢なわらで美しい緑色をしており仕上がりがなめらかです。反面、耐久性に劣り秋わらよりは風化が早いため太くて長いものや雨風にさらされるる屋外に飾る注連縄としてはあまり向いておりません。

秋わら

秋わらの特徴はわら加工用に適しており丈夫という点です。外見は青わらよりなめらかさ、きれいさは劣りますがなんといっても丈夫で雨風にさらされ風化が進んでも青わらより耐久性があり太くて長いものや屋外で飾るものに向いております。神社では秋わらを使ったしめなわが一般的に使用されております。

神社用しめなわのかたち

一般的な神社用しめなわのかたちは『ゴボー型』、『両細(りょうぼそ)型』、『鼓胴(こどう)型』、『細〆型』があります。

ゴボー型

太さは全幅ほぼ一定で先にいくほど細くなるかたちです。神社によっては先が左側にくるように飾るか右側にくるように飾る向きが違う場合があります。

両細(りょうぼそ)型

中心が一番太く両端にいくにつれて徐々に細くなるかたちです。

鼓胴(こどう)型

中心が一番太いのは両細と同じですが両細よりも太さが急に細くなりそこから端まで同じ太さになります。

細〆(ほそじめ)型

太さが全幅同じで基本太さは1cm~1.5cmです。長さは1mぐらいから長いものでは50mぐらいまであります。2本縫いでタレは編みこまれています。タレがたくさん付いているものを詰〆(つめしめ)と言います。

神社用しめなわのタレのかたち

一般的なタレのかたちは『差し込みタレ』、『かぶせタレ』、『玉タレ』、『編み込みタレ』になります。

差し込みタレ

しめなわの本体に差し込んで取り付けるタレのことです。一カ所に1つのタレの場合はS(シングル)タレ、一カ所に2つのタレの場合はW(ダブル)タレと言います。もちろんWタレがあるのは差し込みタレだけというわけではありません。

かぶせタレ

しめなわ本体を巻くようにして取り付けるタレのことです。おもに細いもので差し込みタレが取付けにくい場合に使用しますがなかには太いものでもかぶせタレでというものもあります。

玉タレ

タレの先が房のようなかたちになっている。

編み込みタレ

しめなわ本体を縒る際にいっしょに編み込んで取り付けるタレのことです。おもに細〆に使用します。

しめなわの縒り方

しめなわの縒り方は通常3本のわらの束が合わさって1本のしめなわになります。方向は『左縫い』になります。その他に2本のわらの束で縫う『2本縒り』や反対方向に縒る『右縒り』があります。

基本的な縒り(3本縒り・左縒り)

通常のしめなわはこの縒り方になります。

2本縒り

2本で縒るためにきつく締まりませんので太いものには不向きです。細いものや『細〆型』(細〆型は基本2本縒りです)に使用されます。

右縒り

通常とは逆の縒り方です。通常の鳥居などに飾る注連縄には使用しませんが『細〆型』に使用します。

糸巻き(テグス巻き)

弊社では太さ15cm以上のしめなわは1つ1つのわらの束にテグスを巻きつけてそれを合わせて1つのしめなわを作ります。久性を向上させほつれを防止する弊社の仕様です。

ピッチ

ピッチとはタレの間隔の長さのことを言います。しめなわにタレを付ける場合にタレの間隔が必要になります。

有効

しめなわを作る上で『両細型』、『鼓胴型』には有効部分というものがあります。特に『両細型』は特に重要です。有効とは例えば鳥居に飾るときに柱から柱までの間の長さを言います。いわゆる“見せる部分”です。“見せる部分”だけでは柱に巻きつけたりできませんので有効部分+取り付ける部分が必要になりますので全長~cm・有効~cmというサイズ表記になります。